VATの最低標準税率を2年間15%に据え置き -5月25日

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EU理事会は2016年5月25日、EUの付加価値税(VAT)制度の最低標準税率を、2年間15%に据え置く指令を採択した。最低標準税率(minimum standard rate)は、EU加盟国が適用するVATの税率に過度な差異が生じたり、加盟国間に不公平な競争が起きたりすることを防ぐのが目的で導入されている。現行のVAT税制を規定する2006年のEU理事会指令2006/112/EC(通称「VAT指令」)の中で、2015年12月31日まで15%という税率を適用することが決められていた。

EUでは現在VAT制度の抜本的見直しを行っているところであり、今回の延長は最終的な法制が整うまでの間を埋めるのに必要な法的措置である。なお、15%税率は2016年1月1日から2017年12月31日まで適用される。採択された指令案はこちら

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