EU大使、日本記者クラブで初会見　－2月25日

イスティチョアイア=ブドゥラ駐日EU大使

ヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ駐日欧州連合（EU）大使は2月25日、着任して初めて、日本記者クラブで会見を行った。大使は、将来に向けた政治的・経済的パートナーシップの根幹としての日・EU自由貿易協定（経済連携協定）と同戦略的パートナーシップ協定の締結、持続可能な経済成長に向けた双方の努力の強化、伝統的な両者関係の限界への挑戦など、日・EU関係の展望に関連し、自身が取り組もうとするテーマについて語った。また、質疑応答では、緊迫するウクライナ情勢について、停戦合意の遵守の重要性やロシアの軟化を求めた。自身が、欧州対外行動庁のアジア太平洋本部長を務めたことなどを踏まえ、欧州が第二次世界大戦後に歩んできた平和・協調・統合の経験が、アジア地域にとって参考になりうる、との見解を述べた。

関連記事

新駐日大使に聞く日・EU関係の今後（EU MAG 2015年1月号　特集）