TAG 市民保護メカニズム

連帯して域内外の新型コロナ危機に対応するEU
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、全てのEU加盟国が規模の差異はあるものの、社会・経済面で大きな打撃を受けているのみならず、EUのパートナー諸国をはじめ、世界中の国や地域もまた、多大な影響に苦しんでいる。EUは、その創設の精神とも言える「連帯」を合言葉に、域内の危機対応のみならず国際的な支援にも積極的に臨んでいる。本稿ではその概略を紹介する。
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新型コロナウイルス感染症拡大へのEUの対応
2019年末に新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)が中国・武漢で報告されて以来、この新型肺炎は国境を越えて拡大し、世界中の人々に不安を与え健康を脅かしている。EUは加盟国と調整しながら、またEU独自の手段・方策を取りながら、このウイルスの急激な感染拡大と関連リスクに全方位で取り組んでいる。
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災害支援の要、EUの市民保護メカニズムとは?
欧州連合(EU)市民保護メカニズムは、域内外で大災害が発生した場合に迅速にEUとしての援助を提供する制度。2001年の発足以来、180件超の災害支援を行い、東日本大震災の際も速やかな支援を提供した。災害支援の要、市民保護メカニズムの仕組みを解説する。
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EUの人道援助:結束と挑戦の20年
欧州連合(EU)は、世界各地で頻発する大災害や紛争に苦しむ人々に、迅速でニーズに即した世界最大規模の支援を実施している。今春設立20周年を迎えた欧州委員会人道援助・市民保護総局(ECHO)が担う役割は高まるばかりだ。
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