英国のキング氏、安全同盟担当委員に任命 -9月19日

キング新安全同盟担当委員  (c) European Union, 2016

2016年9月19日、欧州連合(EU)理事会は、ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長との共通の合意(common accord)により、ジュリアン・キング氏(写真)を、安全同盟担当の欧州委員会委員に正式に任命した。キング新委員は、EU離脱に関する英国国民投票の結果を受け6月25日に辞任を申し出た、英国出身のジョナサン・ヒル前委員の後任となり、現ユンカー委員会の任期である2019年10月31日まで委員を務める。キング新委員は英国の在EU常駐代表部、国連代表部参事官、アイルランド大使などを経て、2016年1月よりフランス大使を務めていた。

EU基本条約下の現行の取り決めでは、欧州委員会は、1加盟国1名の委員の計28名で構成される。空席に伴う新たな委員の任命は、前任者と同じ国籍の候補を欧州議会に諮問した後、欧州委員会委員長とEU理事会(閣僚理事会)の共通の合意により行われると定められている(「EUの機能に関する条約」第246条第2段)。

 

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