TAG 債務危機

過剰債務国に対するEUの支援措置とは?
ギリシャに端を発した欧州債務危機は、今もなおいくつかの加盟国の経済に影を落としている。財政赤字に苦しむ加盟国に対しEUはどのような支援を行っているのか。また、過度な財政赤字を予防するために、どのような施策が取られているのだろうか。
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債務危機を脱したアイルランドとスペイン
欧州連合(EU)が持つ経済のセーフティーネット、「欧州金融安定化メカニズム」、「欧州金融安定基金」や「欧州安定メカニズム」によって金融危機から脱した2カ国を紹介。EU経済回復の連鎖は、さらに他の国々にも広がりつつある。
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新財政協定発効 ―2013年1月1日
いわゆる「財政協定(Fiscal Compact)」として知られる「経済通貨同盟(EMU)における安定、協調、統治に関する条約(Treaty on Stability, Coordination and Governance in the EMU=TSCG)」が、条約の定める「ユーロ圏の12カ国の批准」という条件を満たしたため、2013年1月1日に発効した。本条約は、2012年3月に欧州連合(EU)加盟国中、チェコと英国を除いた25カ国が調印した、ユーロ圏の財政規律と監視の強化を図るための政府間条約で、ユーロ圏各国に厳格な財政均衡ルールを導入するもの。
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欧州債務危機への取り組み
長引く金融・債務危機を受け、欧州連合(EU)はかつてないほど大規模で踏み込んだ対策を打ち出している。
PART 1 危機の背景と現状
PART 2 EUの改革は続く レーン欧州委員会副委員長(経済・通貨問題担当)との一問一答
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欧州理事会の結論 -10月19日
2012年10月18日、19日の2日間にわたって開かれた欧州理事会(EU首脳会議)は、金融市場の緊張緩和のため断固たる行動を取り、信頼を回復し、成長と雇用を促進することを再度確約した。
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欧州安定メカニズム(ESM)発足 -10月8日
欧州の恒久的金融安定網「欧州安定メカニズム(European Stability Mechanism=ESM)が、2012年10月8日、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)において開催されたESM理事会初会合をもって発足した。ESMは債務危機に見舞われたユーロ圏の国々に対する支援手段のひとつであり、世界最大規模となる7,000億ユーロの資金枠を確保する。
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