1.ブレッド湖(スロヴェニア)Blejsko Jezero / Lake Bled
スロヴェニア北西部に位置するこの湖からはアルプスの山々も望むことができ、アルプス周辺のリゾート地の中でも最も美しい景観を誇る。針葉樹の森に囲まれたエメラルドグリーンの湖は「アルプスの瞳」と呼ばれ、湖面に映る山々の静謐な美しさは、年間を通じて世界各地から人々を引き付けている。治療効果のある温泉も湧き出ており、保養リゾートとしても名高い。
2.モルスキ・オコ湖(ポーランド) Morskie Oko
ポーランドとスロヴァキアの国境伝いのタトラ山脈にある、火山の噴火によってできたカルデラ湖。モルスキ・オコとは「青い瞳」という意味で、透き通ったコバルトブルーの水は神秘的な美しさをたたえている。
10.ボックの砲台(ルクセンブルク)Casemates du Bock
963年に築かれた城が何世紀にもわたって要塞として拡張され、17世紀に当時の支配国スペインがここに砲台を建設した。さらにオーストリア支配下の18世紀に総延長23キロメートルの地下通路が拡張され、深さ40メートルの、何層もの防御システムが完成する。この難攻不落の城塞により、ルクセンブルクは長い間「北のジブラルタル」(ジブラルタルはイベリア半島南端の要塞都市)とも呼ばれていた。ボックの砲台から旧市街地にかけての一帯はユネスコの世界文化遺産に登録されている。
11.ジュラ城(ハンガリー)Gyulai Vár
ハンガリー南東部のジュラ市にある15世紀に建てられたゴシック様式の城。16世紀から17世紀のハンガリーとオスマン帝国との戦争における要塞の一つだった。現存する中央ヨーロッパ唯一のレンガ造りの城であり、現在内部は博物館や劇場として利用されている。
14.ハルの森(ベルギー)Hallerbos Bois de Hal
ワーテルローから7キロメートルほどの場所にある森。春になるとブルーベル(野生のヒヤシンス)が一面に咲き、森の中に青紫色の絨毯を敷いたような幻想的な風景が広がる。見頃は4月中旬~下旬だが、年によって変わる。ブルーベルの後はすずらんの季節となり、この景色もまた美しい。花を眺めながら森を歩く最長7キロメートルのハイキングも楽しめる。
17.デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園(オランダ)National Park De Hoge Veluwe
面積約5,500ヘクタール(東京ドーム約1,170個分)のオランダ最大の国立公園。入場は有料だが、広大な園内は無料の貸し自転車で回ることができる。ゴッホの作品を多数収蔵しているクロラーミュラー美術館はぜひ訪れたい場所。園内にはヘラジカの保護区もあり、運が良ければ専用ののぞき穴からヘラジカの姿を拝むことができる。
18.サレック国立公園(スウェーデン)Sarek National Park
北極圏のラップランド地方に位置するスウェーデン最大の国立公園。切り立った山々、巨大な氷河、深い谷など、手付かずの自然がそこにある。トレッキングの際は登山の経験としっかりとした装備が必要だが、トナカイと遭遇できるのはこの地ならではのサプライズだ。
23.ルイジアナ近代美術館(デンマーク)Louisiana Museum of Modern Art
コペンハーゲンの北約35キロメートルにある、1958年に邸宅を改築して作られた美術館。世界で最も美しい美術館の一つとして称えられている。ピカソ、アンディ・ウォーホルの絵画やヘンリー・ムーア、アレクサンダー・カルダーの彫刻など、世界的に有名なモダンアートのコレクションを有する。
24.シュコダ博物館(チェコ)ŠKODA Muzeum
1895年創業のチェコの自動車メーカー「シュコダ」の博物館。製造工場だった場所に約340点に及ぶ自社の自動車やバイクなどを展示している。乗用車や商用車だけでなく、かつてシュコダ社製の車が国際ラリーに参戦していた時代のレーシングカーなども展示されている。