2014.7.7
OTHER
2014年7月1日、イタリアが半年間の輪番制EU理事会議長国に就いた。イタリアは、今次の優先事項を「成長と雇用の促進」、「EU市民権行使の奨励」、「基本的権利の保護とEU移民政策の推進」、「国際舞台でのEUの役割の強化」などと定め、1959年以来11回目の議長国を務める。本年2月に同国史上最年少の首相に就任したばかりのマッテオ・レンツィ首相は、欧州担当相ポストを廃止し、自らが直接、議長国任務を指揮していくこととしている。
なお、イタリア、それに続く議長国であるラトビア(2015年前半)とルクセンブルク(同後半)の3カ国は、リスボン条約(改正欧州連合条約)の定めに従い、18カ月ごとのトリオ議長国としてのプログラムにすでに合意している。トリオ議長国の主目的には、経済・財政危機を克服し、経済成長を押し上げ、雇用創出能力を高め、デジタル化を最大限活用することなどが含まれる。
期間 2014年7月1日~12月31日
イタリア議長国のサイト(英語)
議長国については、EU MAG 2012年2月号(vol. 1)の「EU理事会、2012年上半期の議長国はデンマーク」記事中、「EU理事会議長国とは」をご参照ください。
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