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スロヴェニア、2021年下半期の議長国に

7月1日、半年ごとの輪番制であるEU理事会の議長国が、ポルトガルからスロヴェニアに引き継がれる。2004年にEUに加盟したスロヴェニアは、独立30周年という記念の年に、2008年前期に続き2度目の議長国を務めることとなる。
スロヴェニア議長国のウェブサイト(関連情報参照)によれば、スロヴェニアの議長国プログラムは、「Together. Resilient. Europe」をスローガンに、以下の4つの優先課題を柱に据えている。
- パンデミックから学んだ教訓を生かし、EUのレジリエンス(強靭性)、回復および戦略的自律を強化する
- 任期中に行われる「欧州の将来(Future of Europe)」に関する議論を主導する
- 法の支配と欧州の価値を強固にする
- 近隣地域の安全と安定を向上する
なお、「トリオ議長国制度」の下、スロヴェニアは前々任のドイツ(2020年後期)および前任のポルトガル(2021年前期)と共に、共通の課題への継続的な取り組みを図っている。
関連情報
スロヴェニア議長国のウェブサイト(英語)はこちら
「議長国」や「トリオ議長国制度」については、EU MAG 2017年5月号(vol. 60)の「EU理事会と議長国について教えてください」をご参照ください。
2021年6月29日
EU MAG Vol. 83
( 2021年夏号 )