2016年7月1日より、スロヴァキアが前任のオランダから、EU理事会(加盟国閣僚会議)の輪番制議長国を引き継いだ。2004年5月1日に加盟を果たし、2009年1月にユーロを導入したスロヴァキアは、今回初めて議長国を担当する。
移民・難民問題、雇用・成長・投資、外交・安全保障などの大きな課題に加え、英国の離脱という事態に対応しなければならないEU。この半年のスロヴァキアの舵取りに注目が集まる。
[トリオ議長国]議長国は半年ごとの輪番制であるが、リスボン条約(改正EU基本条約、2009年12月発効)により、任期の連続する3議長国が連携する「トリオ議長国」制度が導入された。スロヴァキアは前任のオランダ(2016年前半)、後任のマルタ(2017年前半)とともに18カ月間の長期優先課題をまとめ、それを基に自らの議長国課題に取り組む。
期間 2016年6月1日~12月31日
関連情報
スロヴァキア議長国のサイト(英語)
議長国については、EU MAG 2012年2月号(vol. 1)の「EU理事会、2012年上半期の議長国はデンマーク」記事中、「EU理事会議長国とは」をご参照ください。
2016年7月4日
EU MAG Vol. 未分類
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