初の欧州留学フェア開催 -5月10日~12日

©EU photo by R Filon

駐日EU代表部と欧州委員会教育・文化総局が開催する初めての欧州留学フェアが、5月10日(木)と11日(金)に東京の明治大学で、また翌12日(土)に神戸大学で開催された。会場には、EU加盟国10カ国から来日した30以上の高等教育機関のブースが設置され、訪れた約1,000人(東京)および200人(神戸)の学生が、熱心に海外留学の機会について話を聞いていた。

来日した担当者のひとりは、中国や他のアジア諸国に比べて日本からの正規留学生の数は圧倒的に少ないが、知的レベルが高く特有な文化を持つ日本人が来てくれることが、自分たちの学生にとって大いに刺激になる、と期待を語った。また、授業料と生活費の安さ、教育レベル、環境の素晴らしさを訴える担当者もいた。

なお、5月10日の夕方には、ネットワーキングを目的としたレセプションが開催され、ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使および板東久美子文部科学省高等教育局長が挨拶の言葉を述べた。また、11日には、クリスチャン・マセ駐日フランス大使およびアンスティチュ・フランセのグザヴィエ・ダルコス理事長(フランスの元文部相および元労働相)がフェアを訪れた。

本欧州留学フェアは外務省、文部科学省、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)および独立行政法人日本学術振興会(JSPS)の後援の下、フランス政府留学交流会、ドイツ学術交流会(DAAD)、ブリティッシュ・カウンシル、明治大学および神戸大学の共催で行われた。