2020.1.14
2013年7月1日に西バルカン諸国として初めてEUに加盟したクロアチアが、2020年1月1日にフィンランドからEU理事会議長国を引き継いだ。同9日に首都ザグレブの国立劇場でEUの首脳陣を招いて開催された就任セレモニーに続き、翌10日に欧州委員会委員一同との最初の会合がもたれた(写真上)。
クロアチアは、「A strong Europe in a world of challenges(課題ありき世界における強い欧州)」のスローガンの下、以下を優先事項に据えている。
大きな変化が予想される2020年の前半、クロアチアは「トリオ議長国」プログラム(前任のルーマニアおよびフィンランドと共に定めた18カ月間のプログラム)に従い、EU理事会での舵取りを行っていく。
クロアチアの後は、ドイツ(2020年下半期)、ポルトガル(2021年上半期)、スロヴェニア(2021年下半期)が「トリオ議長国」として順次議長国に就く。
クロアチア議長国のウェブサイト(英語)はこちら
「議長国」については、EU MAG 2017年5月号(vol. 60)の「EU理事会と議長国について教えてください」をご参照ください。
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