2023.11.9
OTHER
ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、11月7日~8日に東京で開催された主要7カ国(G7)外相会合に出席するために来日した。同会合では、ロシアによるウクライナ侵略やイスラエルとイスラム主義組織ハマス間の戦闘、インド太平洋地域情勢などについて意見交換が行われた。
ボレル上級代表は、「いくつもの重要なテーマが議題に上っている。ガザ地区の状況については、民間人の置かれている人道状況の改善が急務だ。われわれは、ハマスによるテロ攻撃を強く非難し、イスラエルが国際法や人道状況を尊重しつつ、自身を守る権利を支持している」と述べた。また、中東情勢が厳しい中、ウクライナのことを忘れてはならないとも強調した。「ウクライナでの戦争は続いており、ロシアはここのところ攻撃の手を強めている。ウクライナへの支援を継続しなければならない」と危機感を示した。
上級代表は8日には上川陽子外務大臣とも個別会談を行い、両者はイスラエル・パレスチナ情勢やロシアによるウクライナ侵略への対応、インド太平洋戦略などにおいて日・EU間およびG7で引き続き緊密に連携していくことを確認した。
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