2017.8.3
OTHER
欧州連合(EU)理事会は、英国のEU脱退とのからみで将来的にロンドンからの移転が必要な、欧州銀行監督機構(European Banking Authority=EBA)と欧州医薬品機関(European Medicines Agency=EMA)の2つのEU専門機関の受け入れ先として、7月31日の締め切りまでにそれぞれ8件と19件の申し出があったと、8月1日付けで発表した。都市の数は、重複申し出もあるため、計23。
リスク評価などを行うことで欧州の銀行部門を監督するEBAの移転先候補には、ブリュッセル(ベルギー)、ダブリン(アイルランド)、フランクフルト(ドイツ)、パリ(フランス)、プラハ(チェコ)、ルクセンブルク(ルクセンブルク)、ウィーン(オーストリア)およびワルシャワ(ポーランド)が手を挙げた。また、EU域内の医薬品の科学的評価、監督、安全性監視を任とするEMAの移転先には、アムステルダム(オランダ)、アテネ(ギリシャ)、バルセロナ(スペイン)、ボン〈ドイツ)、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)、ブリュッセル、ブカレスト(ルーマニア)、コペンハーゲン(デンマーク)、ダブリン、ヘルシンキ(フィンランド)、リール(フランス)、ミラノ(イタリア)、ポルト(ポルトガル)、ソフィア(ブルガリア)、ストックホルム(スウェーデン)、マルタ(マルタ)、ウィーン、ワルシャワおよびザグレブ(クロアチア)の19都市が名乗りを挙げた。
候補地の評価は、英国を除く27加盟国が合意した6つの基準に照らして行われる。すなわち、1)英国のEU脱退時に稼動可能であることの保証、2)所在地へのアクセス、3)働く者の家族のための労働市場と医療、4)職員の子弟のための学校、5)業務の継続性、6)地理的分布、である。今後、欧州委員会が9月30日までに、各都市の評価を行いその結果を発表、評価結果を基に10月のEU理事会会合にて、政治的な協議が行われ、11月の同理事会会合にて投票で移転先都市が決まる。
出所:EU理事会
EU条約第50条に関するQ&A(英国離脱までのスケジュール付き)(日本語仮訳)
欧州理事会、英国との脱退交渉の指針を採択(EU MAG EUニュース)
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