2012.3.8
OTHER
駐日欧州連合(EU)代表部および在日EU加盟国25カ国大使館は、東日本大震災一周年を迎えるにあたり、追悼の意と結束の思いを伝える共同声明を発表した。日本国民の勇気と回復力を敬した同声明は、EU代表部ならびに各EU加盟国大使館のウェブサイトに掲載された。こうした共同作業は当該外交機関にとっては初めてのもの。また、EU代表部および加盟国大使館では、3月11日には日本に敬意を表し、半旗を掲げる。
さらに、EU代表部のウェブサイトには、加盟国が行った支援活動に関するフォトギャラリーも掲載された。
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<日本語仮訳>
2011年3月11日に東日本大震災が発生してから、今日で1年になります。失われた命と人々を襲った悲劇の甚大さは、今も我々の念頭から離れることはありません。欧州連合(EU)およびその加盟国は、犠牲者のご冥福を祈り、被災された方々に対し、心底よりお見舞いを申し上げます。
大地震と、その後に発生した津波と福島第一原子力発電所事故という連鎖は、尋常では考えられない大惨事につながりました。しかしまた、この災害により、被災された皆さまの秀逸な人間性が顕にもなりました。1年が経過した今も、欧州全域が、この惨事に見舞われた日本の皆さまが示された勇気と忍耐、そして各々の生活と地域社会の復興に向けた強い決意と精励に対する、敬意の念一色に染まっています。
この3重の災害により、日欧の距離が未曾有の出来事を前にした時にしか見られない形で、急速に縮まりました。震災発生直後の救済活動と救援物資の提供にEU と加盟国が貢献できたことは、多くの場合において、永続的な友情と協力の絆の基礎となりました。昨年5月の日・EU 首脳協議では、「絆サミット」と称されるごとく、欧州の日本に対する結束の意と双方が重要視する戦略的パートナシップが強調されました。
絆の精神と、日本との結束を強化したいという欧州の思いが、今も我々のすべての活動を支えています。
1年前の2011年3月11日に起きた出来事を想起しますと、災害によって命を落とされた方々、生活が根本から変わってしまった方々のことが頭に浮かびます。しかし今後に目を向けるとき、日本は昨年の厳しい試練からより一層たくましく甦ることだろうと確信します。私どもは東北地方の復興において、また日・EU 戦略的パートナーシップを通じたかつてないほどに緊密な友好関係の構築において、日本に対する支援を今後も惜しまない所存です。
支援活動に関するフォトギャラリーは、こちらをご覧ください。
http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/audio/photo/120311.html?ml_lang=jp
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