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新しい機会を提供するEUの自由貿易協定

公正で開かれ、かつルールに基づいた自由貿易を支持し、保護主義に立ち向かうEUは、さまざまな貿易パートナーと積極的に自由貿易協定を結び、双方の経済発展に寄与している。2019年2月に発効した日・EU経済連携協定もまだ記憶に新しい中、同年10月に発表された報告書を基に、昨年のEUの貿易状況および日・EU間の協定を巡る取り組みを振り返る。

日本との経済連携協定交渉が妥結 ―12月8日

本年7月6日の大枠合意後、 詰めの作業を続けてきた日本と欧州連合(EU)の経済連携協定( EPA)交渉が、12月8日に妥結した。

鍛えられた体力と精神で挑む新たな職務

駐日欧州連合(EU)代表部に副代表として着任したフランチェスコ・フィニ公使。これまでほとんどの実務経験はテロ対策や制裁という多国間分野だったフィニ公使にとって、日本は初の在外代表部勤務となる。日本着任にあたっての感想、日・EU関係の今後や抱負、趣味などについて聞いた。

環大西洋貿易・投資パートナーシップ協定

欧州連合(EU)と米国の間で「環大西洋貿易・投資パートナーシップ…
PART 1 交渉の背景とTTIPが目指すもの
PART 2 分野ごとのEUの交渉方針

日欧産業界がFTA/EPAの早期締結を提言

日欧の産業界から政府へ政策提言を行うための議論の場「日・EUビジネスラウンドテーブル」の年次会合が4月、東京で開かれた。同会合での活発な意見交換の模様ととともに、日本の関係省庁などを精力的に訪問し産業協力推進を訴えた欧州委員会のエルジビエタ・ビェンコフスカ委員の動きも紹介する。

EUの新戦略「Trade for All」― 万人が貿易の恩恵を受けるため

欧州委員会は2015年10月、新たな貿易・投資戦略「Trade for All」を発表した。貿易によるEU経済の回復に加え、全ての人を利するための基本原則と方策を定めているのが特徴。
PART 1 なぜ新しい貿易・投資戦略なのか
PART 2 新戦略の内容と今後の貿易交渉への影響

伊勢志摩サミットなどで多忙となる2016年

新しい年の幕が開けました。本年は私ども駐日欧州連合(EU)代表部にとって多事多端な一年となることが予想されます。まず筆頭に、日本が議長国として開催する主要国首脳会議(通称・G7)が挙げられます。

第12回FTA交渉会合終了 ―9月18日

日本とEUが東京で行っていた自由貿易協定(FTA)締結に向けた第12回交渉会合が、9月18日に終了した。

戦略的パートナーシップ関係の強化を確認

EU新首脳陣にとって初となる第23回日・EU定期首脳協議が、5月29日に東京で開催された。FTA交渉について早期締結の重要性を確認したほか、科学技術分野での協力強化に具体的な一歩を踏み出した。また、世界の平和と安全に向けた協力やテロ対策、気候変動対策目標についても議論された。

春の訪れとともに活発になる日・EUの連携

ようやく春の訪れを感じられるようになってきたこの時期、欧州連合(EU)と日本の間の協力と連携に一段と力が入り、ここ数週間にはさまざまな動きが見られました。