2021.12.1
OTHER
2021年11月25日~26日にカンボジア・プノンペンからオンライン形式で開催されたアジア欧州会合(ASEM)第13回首脳会合で首脳たちは新型コロナウイルス感染症のパンデミックからの復興において共有されたパートナーシップと関与を再確認した。
「共通の成長のための多国間主義の強化」のテーマの下、会合には欧州30カ国、アジア20カ国および欧州連合(EU)の首脳と東南アジア諸国連合(ASEAN)事務総長が参加した。ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長とシャルル・ミシェル欧州理事会議長がEUを代表した。首脳たちは、グリーンな復興の確保の仕方について合意し、外交・安全保障政策における協力を強化するため、地球規模の課題やコロナ後の持続可能内社会経済の復興について意見を交わした。
英国グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に続き、ASEM首脳会合は、2021年秋で最も重要な多国間会合であった。EUとそのASEMのパートナーたちの間の連結性は高く、貿易・投資から研究開発、また持続可能な開発、気候変動、生物多様性保全と安全保障など、多くの共通の利益と強固な絆を有する。EUは、インド太平洋地域での課題や緊張が高まる時に、同地域の安定、安全、繁栄および持続可能な発展に貢献するため、2021年9月に採択したインド太平洋戦略でこの地域における戦略的焦点、プレゼンスおよび行動を強化した。
EUとアジアの間の連結性(コネクティビティ)は引き続き、EUにとって重要だ。フォン・デア・ライエン委員長は演説で、欧州委員会が近く「グローバルゲートウェイ」戦略を発表すると述べた。同戦略は、2018年のEU・アジア連結性戦略を土台として、特に地球規模な幅を与え、EUからの資金手段をより明確にする形で現在の文脈に見合うように刷新する。
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