2012.1.20
OTHER
Photo by T. Hanai. (c) EU, 2012
欧州委員会のミシェル・バルニエ域内市場・サービス(金融含む)担当委員が1月18日から20日まで来日し、日本側関係者に欧州の金融危機に対しEUが講じた対策について説明を行った。実質2日間の滞在中、委員は玄葉光一郎外務大臣、前田武志国土交通大臣、自見庄三郎金融担当大臣、古川元久経済財政政策大臣の4人の閣僚および白川日本銀行総裁などと個別の会合を持ったほか、日本経済団体連合会や衆議院国土交通委員会とも意見交換する機会を持った。委員はまた、金融サービスに関する国際セミナー(日欧産業協力センター・駐日EU代表部共催)にて、時宜を得たテーマに会場を埋め尽くした約400人の聴衆を前に基調講演を行った(基調講演 「欧州における新たな経済・金融ガバナンス」 については本マガジンBehind the Newsを参照)。今般の来日を機に、EUの求める日本の公共調達市場の開放についても言及したバルニエ委員だが、「ユーロ圏とEUはより一体となって現下の危機から抜け出す」という主要なメッセージは各方面に伝わったはずである。
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