Volume EU MAG Vol.75 ( 2019年09・10月号 )
EU MAG Vol.75 ( 2019年09・10月号 )

消費税率の引き上げ ~VATを引き合いとした欧州の知見~
2019年10月1日に、日本の消費税は8%から10%に引き上げられる。しかし、EU加盟国と比べると、新しい10%という税率はまだ著しく低いように見える。本稿では、日本の消費税引き上げに際し、EUでは増税をどのように行ってきたのかについてその経験を振り返り、紹介...
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EUの新しい2019年~2024年の戦略的課題
2019年6月20日にブリュッセルで開かれた欧州理事会では、2019年~2024年の5年にわたりEUの指針となる新しい「戦略的課題」が合意された。今後、欧州理事会が優先的に取り組むとともに、EU諸機関が行う業務の方向性を示す、本課題の趣旨を概説する。 今後5年...
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グローバル時代の新しい経営スタイルを求めて ~日欧企業を比較研究するオーストリア人教授~
チームワークや人との調和を重んじる日本の企業風土に対し、徹底した個人主義が効率を生む欧州の企業モデル。普段から日欧を行き来し、日本企業に長年勤めた経験も持つ上智大学のハギリアン教授に、文化の違いを超えて双方の強みを融合した新しいグローバル経営スタイルの研究や、...
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英国の「合意なき離脱」へのEUの対応は?
10月31日の英国のEU脱退期限が迫る中、脱退協定はいまだ英国議会に批准されていない。脱退協定はなぜ必要なのか、また依然として可能性が残る「合意なき離脱」に対しEUはどのような準備をしているのか、などを解説する。 Q1. 英国のEU脱退に際し、「脱退協定」はな...
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英国の脱退期限の2020年1月31日までの延期に合意
欧州理事会は2019年10月29日、英国の欧州連合(EU)脱退(離脱)期限を2020年1月31日まで延期する決定を採択した。 これは、10月19日に英国が提出した脱退期限延期を求める書簡を受けた決定であり、先にEUと英国の間で合意した修正脱退協定(アイルランド...
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日欧で活躍する女性数学者の写真展を開催
理系の学問分野でキャリアを築こうとする女性が男性より少ないのは、依然として万国共通の傾向といえる。特に数学分野における女性研究者の数は男性に比べて圧倒的に少なく、欧州や日本も例外ではない。11月1日まで駐日EU代表部で開催されている写真展は、日欧で数学研究に携...
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日本とEU、連結性とインフラに関するパートナーシップを締結
2019年9月27日、ベルギー・ブリュッセルで開催された第1回欧州コネクティビティフォーラムにおいて、日本の安倍晋三総理大臣と欧州委員会のジャン=クロード・ユンカー委員長は、近年両者が強化に取り組んできた日本とEUのパートナーシップの戦略的重要性を一層明確に示...
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