2013.11.27
MESSAGE
欧州連合(EU)と日本は、つい先ごろ首脳協議(日・EUサミット)を成功裏に終えたところです。今回の協議を通じて双方の首脳は、相互の協力関係にはまだ大きな発展の余地があり、協力の範囲もさらに拡大するべきだという認識を新たに共有しました。
11月19日に東京で開催された第21回日・EU定期首脳協議では、ヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会議長とジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長が、安倍晋三総理大臣と広範な議題について話し合いました。本年春に戦略的パートナーシップ協定と自由貿易協定の交渉が平行して始まりましたが、今回のサミットは、その交渉に一層の弾みを与えるのに絶好の機会となりました。日欧の首脳は両協定を可能な限り早期に妥結する意志をあらためて強調するとともに、それぞれの交渉チームに締結に向けた交渉を加速させるよう指示をしました。
アジアにおけるEUの戦略的パートナーは日本と韓国と中国ですが、EUは今月そのすべての国と首脳会議を持ちました。3カ国すべてとのサミットをほぼ同じ時期に開催するのは、本年が初めてです。それは、この極めて変化の激しいアジアという地域への、EUの関与が高まっていることの表れにほかなりません。
今回の首脳協議において、日本とEUが特別な関心を共有する2つの分野があったことを指摘したいと思います。双方の首脳は、サイバーセキュリティや宇宙の平和的利用など比較的新しい共通の課題に特に重きを置きつつ、日欧経済連携を推進し、外交・安全保障分野における関係を強化することに合意しました。また、研究・イノベーション分野においても、積極的に協力を推し進めていくべきだという点でも合意したのです。
ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート
Hans Dietmar SCHWEISGUT
駐日欧州連合大使
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