欧州理事会(EU首脳会議)は2021年12月16日にブリュッセルで会合を開催し、新型コロナウイルス感染症関連の進展、危機管理とレジリエンス、エネルギー価格、安全保障と防衛、移民・難民の対外的側面、ベラルーシの状況について討議する。
新型コロナウイルス感染症
欧州理事会はパンデミックと新たな変異株の出現という観点から、現在の疫学的状況を議論する。また、いかなる制限も単一市場の機能を損ねたり、加盟国間の移動や欧州への渡航を妨げたりしてはならないことを念頭に置きつつ、事態の進展に引き続き協調して対応するための取り組みを議論する。ワクチンの追加接種の重要性、ワクチンに関するディスインフォメーション対策などについて意見交換する。
危機管理とレジリエンス
欧将来の危機に対するEUの集団的な備え、対応能力、レジリエンスを強化するための取り組みを評価する。
エネルギー価格
エネルギー規制当局間協力機関(ACER)と欧州証券市場監督庁(ESMA)が作成した予備報告書を踏まえ、エネルギー価格の最近の動向について議論する。
ベラルーシ
EUとベラルーシの国境の状況について議論する。
ウクライナ
ウクライナとの国境におけるロシアの軍備増強について議論する。
会合の結果は後日こちらでご覧になれます(英語)。