EU、ASEM創設25周年を祝う

2021年3月1日、アジア欧州会合（Asia-Europe Meeting＝ASEM）が創設25周年を迎えた。比較的結びつきの弱かった欧州とアジアの対話の促進を目指し、1996年3月1日にタイ・バンコクで開催された両地域の首脳会合をもって発足したASEMは、この25年間、両地域間の関係強化に貢献してきた。

欧州連合（EU）は、相互尊重と平等の原則の下、EUと日本を含む合わせて53カ国・機関が、政治・経済・国際問題について対話と相互理解を促進する場を提供してきたASEMの25周年を祝い、3月7日に記念オンラインイベントを開催する。

イベントでは、両地域の交流を回顧するオンライン展覧会の開幕式、および博物館どうしの協力の現状と将来に関する対話が予定されている。日本時間3月7日午後8時～10時に行われるこのイベントには、事前登録でオンライン参加ができるので、興味のある方は申し込まれたい（申し込みはこちら）。

EUがブリュッセル芸術センター（BOZAR）およびアジア欧州財団（ASEF）と共催するデジタル展覧会は、2010年にブリュッセルで行われた、2,500年にわたる両地域の交流を貴重な芸術品で振り返る回顧展から、一部の作品を3D化してオンライン公開するもの。

17世紀に欧州向けに作られた日本の瓢形の道具「色絵葡萄栗鼠文瓢形水注」（画像上・東京国立博物館所蔵）をはじめ、他のアジア諸国からの貴重な展示品18点が解説付きで見られる。

ASEM事務局のウェブサイトはこちら
EUの欧州対外行動庁（EEAS）のASEMに関するウェブサイトはこちら

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