2012.2.17
OTHER
2月13日にギリシャ議会が、同国に対する第2次支援計画を可決したことを受け、欧州委員会で経済通貨問題およびユーロを担当するオッリ・レーン副委員長と、ユーロ圏財務相会合「ユーログループ」のジャン=クロード・ユンカー議長は、それぞれ以下の声明を出した。
関連情報
欧州委員会副委員長の声明
2012/02/13
SPEECH/12/92
ブリュッセル
<日本語仮訳>
オッリ・レーン欧州委員会副委員長兼経済・通貨問題およびユーロ担当委員、ギリシャ議会における採決について声明を発表
欧州委員会を代表し、ギリシャ議会が同国のための第2次計画を可決したことを歓迎する。昨日の採決は、同国に広がる持続不可能な財政の悪循環と競争力の喪失に終止符を打とうとする決意の表明である。
先週ユーログループによって示されたとおり、今般の計画はギリシャのパートナーによる無比の経済的支援によって支えられる。これは、彼らのギリシャ に対する結束の継続と真の懸念の具体的表明である。欧州委員会は、持続可能な成長と雇用の復活に関するこれらの目標を達成すべく、現地におけるギリシャ当 局への支援強化に引き続き献身する所存である。
ここ数週間、ギリシャ国内およびその支援パートナー間に緊張が高まった。ギリシャ経済に影響を与えている深刻な不均衡の是正や成長と雇用のための条 件の回復はどうしても長期の取り組みとなる。今後も時間とギリシャ社会の努力を要する。欧州連合(EU)はギリシャの人々と共に立ち続ける。ギリシャ当局 および政治勢力は今後、同国が持続可能な経済成長と雇用創出への復帰を確実にするため、事態を自らの手に取り、この第2次計画への支持を前面に出し、かつ 実行に移さなければならない。
2009年までギリシャが用いていた経済モデルは、同国が10年以上もの間、その資産を超えた支出を組織的に計上した結果、深刻な不均衡や不確実性 をもたらし、もはや将来的可能性がなかったことは明白である。今回実行に移される第2次計画は非常に厳しいものではあるが、この困難な状況の修復への道筋 をつけよう。いずれにせよ、ギリシャはこのような計画がなくとも、数年前に経済に均衡をもたらし、持続可能な成長と雇用を促進する施策のほとんどを実行すべきであった。
私はまた、ギリシャ政府とともに、昨日アテネで起きた受け入れ難い暴力行為を非難する。これらの行為を行った個々人は、自分たちの国の将来に対し真剣に懸念を抱き、決意と回復力を示している大多数のギリシャ市民を代表していない。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=SPEECH/12/92&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
ユーログループ議長の声明
2012/02/14
<日本語仮訳>
私はギリシャに対する第2次調整計画に関して、最近さらなる進展があったことを歓迎する。特に、同計画についてトロイカとギリシャ政府間で合意が得られた ことと、日曜日にギリシャ議会がそれを可決したことを歓迎したい。同時に、本日のユーログループのワーキンググループ会合を受け、2012年における 3.25億ユーロの財政赤字の解消と財務持続可能性に関する分析などいくつかの分野において、トロイカとギリシャの間でさらなる技術的作業が必要と認識さ れた。また、私はいまだにギリシャの連立政権の各党首から必要とされる同計画の実行についての政治的確約を得ていない。この状況を背景に、私は未解決の問 題について議論し、2012年2月20日(月)の通常のユーログループ会合の準備をするために明日、各大臣を電話会議に招集することを決めた。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ecofin/127981.pdf
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