In the spotlight 注目の話題

欧州文化首都2016

毎年、欧州のいずれかの都市で開催される文化事業「欧州文化首都」。31年目を迎える2016年は、南欧の国スペインのサン・セバスティアンと東欧のポーランドのヴロツワフがその大役を担う。それぞれの都市の魅力とともに、1年間にわたって両都市で繰り広げられるイベントの一部を紹介する。

多彩なデザインのユーロコインで知るEUの横顔

EU加盟28カ国中19カ国で導入されている単一通貨「ユーロ」。そのコインの片面は額面ごとに共通のデザイン、もう片面は「肖像画」、「建築物」など各国ごとに自国を象徴する図柄が施されている。欧州の文化や歴史が詰まったユーロコインの魅力と知られざる一面を紹介する。

日本で漫画を出版、ブログも人気の“北欧女子”

母国スウェーデンで日本のアニメ『美少女戦士セーラームーン』にはまり、漫画家になることを決意したオーサ・イェークストロムさん。2015年に憧れの日本で『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』で見事漫画家デビューを果たした彼女に、漫画や日本文化の魅力について語ってもらった。

外国人が読み解く「東京」をガイド本で発信

世界各地から集まったアーティスト、学者、研究者などさまざまな分野の専門家が、巨大都市・東京を独自の視点でとらえたガイドブックが、昨年10月に刊行され人気を博している。この一風変わったガイドブック『トーキョー・トーテム』を企画・制作したオランダ人の二人に話を聞いた。

日本とEUのより強固な関係構築を目指して

2015年9月、駐日EU代表部の政治部に3人の外交官が着任した。日・EU間では、現在、戦略的パートナーシップ協定(SPA)と自由貿易協定(FTA)の並行交渉が進行中である。新たな関係構築を前に、日本に着任した各外交官に自身の役割や抱負、今後の日欧関係、日本への想いなどを聞いた。

チーズの奥深い魅力を最高の知識と技で広める

専門店やレストランなどで働くチーズのスペシャリスト世界一を決めるコンクールがフランスで開かれ、日本のチーズ専門店に勤めるフランス人のファビアン・デグレさんが優勝した。「和」のテイストで勝負に挑んだデグレさんに、コンクールの模様、「フロマジェ」の仕事の魅力などについて話を聞いた。

初の外国人女流プロ棋士を目指すポーランド人

日本のアニメをきっかけに将棋に興味を持ったポーランド人のカロリーナ・ステチェンスカさん。ネット対戦で腕を上げ、欧州でのタイトルも獲得してきたカロリーナさんの夢は初の外国人女流プロ棋士。異国の地「日本」で将棋漬けの日々を送るカロリーナさんに将棋の魅力や将来の夢を聞いてみた。

8カ国語で「落語」の魅力を世界に発信

8カ国語を駆使し日本の伝統芸能「落語」を世界に発信している三遊亭竜楽さん。欧州を中心に海外公演は140回以上に上る。東京オリンピックを追い風に、落語をさらに世界に広めたいという竜楽さんに、海外公演の醍醐味や国による「笑い」の違い、日本の伝統芸能にかける思いなどについて聞いた。

ピルスナー・ビール発祥の地から世界へ発信

ピルスナー・ビールの発祥地やクリスタルグラスの生産地として知られるチェコのプルゼニュ。欧州文化首都として、歴史ある建造物を生かしたバロックの催しや、日本を含め国外の文化を紹介する多彩なプログラムなどを通して、古き物の上に新しきを築き、さまざまな違いを越えた交流を目指す。

映画で旅するヨーロッパ―EUフィルムデーズ

欧州映画を一堂に集めて上映する「EUフィルムデーズ2015」が5月29日から東京で、7月1日から京都で開催される。EU加盟国の中でも、あまり接する機会のない国々の映画も観られる貴重な機会として人気を博している同上映会。13回目となる本年の見所を中心に、欧州の映画事情なども紹介する。

欧州文化首都2015モンス市のメタモルフォーゼ

2015年欧州文化都市の一つ、ベルギー・モンス市。19世紀まで炭坑で繁栄した後、経済停滞、失業など多くの社会問題を抱えていたが、欧州文化首都開催を機に美術館やコンサートホールを新設し多彩なプログラムを展開。街のアイデンティティー再構築に懸ける。

小さな宇宙「BONSAI」の魅力を伝える英国人

小さな宇宙とも言われる「盆栽(BONSAI)」に魅了され、日本で修業を積んだ英国人のピーター・ウォーレンさん。その実力が認められ、今や世界的な盆栽作家として活躍するピーターさんに、盆栽の魅力、ブームが続く欧州の状況、これからの目標などについて話を聞いた。