In the spotlight 注目の話題

珍しいスポーツで欧州各国の伝統や文化を楽しもう!

伝統的なものから新たに生まれた競技まで数多くのスポーツが存在する欧州から、日本ではまだあまり知られていない人気スポーツを紹介しよう。

瓦礫の下の命を救いたい 〜大震災の経験を活かしEUと共同で災害救助用ロボットを開発〜

2021年3月11日で、東日本大震災から10年が経過。現在、日本とEUとの国際共同研究で進められている災害救助用ロボットの研究を統括する東北大学・大学院情報科学研究科の田所諭(さとし)教授に研究への思いや意義について話を伺った。

日本酒を世界へ 〜ドン ペリニヨンの元醸造最高責任者の挑戦〜

世界的に有名な高級シャンパン「ドン ペリニヨン」(通称ドンペリ)。フランスが誇る銘酒を、28年にわたって造り続けたフランス人男性が、新たに情熱を注いでいるのが日本酒造りだ。

世界の平和を支えてきたルールを維持するために日欧で協力を ~正木・新駐EU大使~

2020年10月に駐EU大使としてベルギー・ブリュッセルに赴任した正木靖氏。外務省入省時から欧州への駐在を希望したほど、欧州への強い思いを抱く正木大使は、映画や食などにも深い造詣を持ち、日欧の文化交流にも貢献してきた。

南信州で田舎暮らしの魅力を発信するドイツ人

豊かな自然が広がる長野県下伊那郡売木村(しもいなぐん・うるぎむら)で、インバウンド(訪日外国人観光旅行)の推進を支援する、五月女(さおとめ)・ニーザー アレクサンダーさん。3年前に家族と移住し、以来、日本の田舎暮らしの良さを外国人の視点で国内外に発信している。新型コロナウイルスの影響で旅行・観光業は厳しさを増しているが、受け入れ再開の日を目指して準備に余念がない。

先人たちの平和共存の願いを込めて欧州の地に日本庭園を

異なる文化の間で生き、平和共存のために身を捧げた人々の足跡を今に伝えるために、欧州5カ国で7つの石庭を仲間と共に造った日本人女性がいる。1・2月号の「注目の話題」で紹介した、EUが掲げる理念の礎である「パン・ヨーロッパ」の在り方に共鳴し、シュミット村木眞寿美さんが日本の美意識を反映させて表現したかった世界とは――。村木さんの石庭づくりに託す思いを語ってもらった。

EUが掲げる理念の礎となったパン・ヨーロッパ思想と運動

70年以上もの平和を守り、共通の制度と理念の下で統合された“一つの欧州”、すなわち現在のEU。その理念の土台となった「パン・ヨーロッパ」運動の提唱者であり、日本人を母に持つリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーは、いかにして自身の思想を深め、運動を展開していったのか。クーデンホーフ=カレルギー家の評伝などを著したノンフィクション作家、シュミット村木眞寿美さんに話を伺った。続く3・4月号では、パン・ヨーロッパや日欧文化の懸け橋となった先人たちの功績を記念した、村木さんの石庭づくりを紹介する。

スペインから欧州各地へ広がる米粉ブーム

「米粉(こめこ)」と聞いて、多くの日本人がまず思い浮かべるのは、せんべいや和菓子の材料だろう。しかし昨今、製粉技術が著しく進歩したことで、米粉がパンやパスタ、洋菓子など、今までとは違う用途で用いられるようになった。スペインで人気を集め、欧州での普及も視野に入れた日本発の“Komeko”の画期的な事例を紹介する。

グローバル時代の新しい経営スタイルを求めて ~日欧企業を比較研究するオーストリア人教授~

チームワークや人との調和を重んじる日本の企業風土に対し、徹底した個人主義が効率を生む欧州の企業モデル。普段から日欧を行き来し、日本企業に長年勤めた経験も持つ上智大学のハギリアン教授に、文化の違いを超えて双方の強みを融合した新しいグローバル経営スタイルの研究や、互いの良さを知る教育の重要性などについて話を聞いた。

着物に秘められた物語と美を愛するフランス人着物店オーナー

「着物を着る機会がない」「特別な日にしか着ない」という日本人が増える中、アンティーク着物ならではの「本物」に魅せられ、東京・柴又で着物店を構えたフランス人の店主、クレ斗真さん。日本の家庭で代々受け継がれてきた古風な着物を愛してやまないクレさんが、着物店を開くまでの苦労話や将来の夢を語ってくれた。