2018.3.12
2018年3月6日、欧州連合(EU)理事会は、防衛に関する「常設協力枠組み(Permanent Structured Cooperation=PESCO)」を実施するロードマップ(行程表)を採択した。行程表は、手続きとガバナンス双方の今後の作業をどう組み立てるかについて、戦略的方向性と指針を提供する。
理事会は併せて、2017年12月に政治的合意を得ていた、17の最初の共同プロジェクトのリストを正式に決定した。これには、各プロジェクトに参加する加盟国の一覧も含まれている。プロジェクトは、防衛分野における訓練、能力開発、作戦即応性などに関するものである。
PESCOに参加している25カ国は、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、クロアチア、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スロヴァキア、スペインおよびスウェーデンである。
なお、PESCOの事務局は、EU軍事幕僚部(EUMS、欧州対外行動庁〈EEAS〉内に置かれた常設の軍事機関)を含むEEAS、および欧州防衛機関(European Defence Agency)が合同で運営する。
「安全保障・防衛やEMUなどで改革を進めたEU首脳 ~欧州理事会の結論~」(EU MAG 2018年2月号 特集)
EU理事会のプレスリリース(2018年3月6日付け。プロジェクトのリストをはじめPESCOに関する諸資料へのリンクあり)
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