EU条約(Treaty of the European Union)の第50条(脱退条項)に基づき、英国を除くEUの担当大臣は、2018 年11月12日に27加盟国でEU理事会の一般理事会会合(General Affairs Council)を開催。ミシェル・バルニエEU首席交渉官から、英国の脱退にからむ問題および将来の英国との関係の枠組みに関する議論の進捗状況の報告を受ける。脱退協定には脱退にからむ全ての事項が含まれていなければならず、協定には2019年3月29日の脱退日までに批准できるタイミングで合意されなければならない。の一部はさらなる交渉を必要としている。その一つが、アイルランドと英国の間の厳格な国境の回避である。将来の関係に関する協定については、英国がEU域外国となってはじめて交渉および合意することができる。ただし、将来の関係のための枠組みに関する全般的な合意は、脱退協定に付随する政治宣言に詳説される。
関連資料(いずれも英語)
脱退協定草案(EUと英国の交渉官の間での部分的合意)
英国を除く27カ国による欧州理事会による将来のEU・英国関係の枠組みに関する交渉指針(2018年3月23日)
英国脱退に関する背景情報と年表
英国のEU脱退に関するEU MAGの記事はこちらでご覧ください。
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