2025.2.1
MESSAGE
年末年始の休暇も足早に過ぎ去り、気が付けば2025年も随分と経ちました。
私たち駐日欧州連合(EU)代表部にとって、昨年は、日本におけるEUの在外公館開設50周年を数多くの記念行事やプロジェクトで祝う一年でした。それはEUと日本の関係を振り返り、その関係のさらなる拡大と深化に向けて決意を新たにする機会となりました。特に、現在の地政学や環境、技術の動向を踏まえれば、それは時代の要請でもあります。
そのような決意を具体的な行動に移す上で、今年はまたとない一年です。私たちは、民主主義、公正で開かれた市場、法の支配や人権の尊重などの価値を共有し、志を同じくするパートナーである日本とのさらなる関係強化を強く望んでいます。私は、アントニオ・コスタ欧州理事会議長とウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長を日本に迎えて、今年30回目となる日・EU定期首脳協議を開催し、二者間や地域、世界の課題に対処するための具体的な方策について協議することを楽しみにしています。
今年初めての私からのメッセージですので、開幕が間近に迫った2025年大阪・関西万博に触れないわけにはいきません。万博では、EUはパビリオンを出展し、6カ月にわたり幅広いイベントを開催する予定で、政策立案者だけでなく経済界や学界、さらには広く一般市民の皆様と交流することを望んでいます。持続可能性、美しさ、インクルージョン(包摂性)という「新欧州バウハウス」の理念を指針とするEUパビリオンでは、現在や将来の世代にとってより持続可能で、繋がった、包摂的で、安全な世界に向けた欧州の取り組みをご紹介します。また、ロボットアームが造形した禅の庭や折り紙に着想を得たデジタル折り鶴によるインスタレーションなど、日本文化の要素も取り入れています。さらに、触れることで花を咲かせるデジタル植物の展示もあり、グリーン移行や持続可能な農業、食の安全と品質に関するEUの取り組みについて知ることができるようになっています。
2025年は、あらゆる面で日・EU関係を新たな次元へと引き上げる足がかりとなる年になることでしょう。大阪・関西万博のEUパビリオンまでぜひ足をお運び下さい。皆様が欧州を体験し、楽しんで頂けるよう、私のチームとEUの公式マスコットキャラクター「エウロパ」は皆様をお迎えできることを心よりお待ち申し上げております。
ジャン=エリック・パケ
駐日欧州連合特命全権大使
2025.2.6
WHAT IS THE EU?
2025.2.1
MESSAGE
2024.12.27
Q & A
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