TAG 環境・エネルギー

パリ協定のその後とEUの気候対策の現状とは?

地球規模で気候変動に立ち向かうため昨年12月に採択された「パリ協定」。批准を終えた国は増えており、欧州連合(EU)も10月に欧州議会がEUとしての批准を承認。これにより11月4日の協定の発効が決まった。野心的な気候対策を打ち出しているEUの取り組みの現状と今後について解説する。

EUが取り組む「緑の未来」への投資

世界でも高いレベルの環境保護を確保しているEUでは、2030年に向け「循環型経済」という新たな経済モデルを成長戦略の核に据えていくことになった。…
PART 1 欧州における環境政策の歩みと現状
PART 2 循環型経済を牽引する「ブルー成長」と「資金支援」

持続可能な観光で発見―欧州の珠玉のスポット

欧州連合(EU)は「持続可能な観光(サステイナブルツーリズム)」促進を目的に、「郷土料理」、「水辺観光」、「バリアフリーで秀でている」などをテーマにあまり知られていないスポットに光を当て、新たな旅の味わい方を提示している。今回は、そんな欧州の珠玉スポットを紹介する。

北極圏に関するEUの政策を教えてください

地球平均の約2倍の速度で温暖化が進む北極圏。生態系、海水位、経済に与える影響が懸念される中、欧州連合(EU)は本年4月に北極圏の環境保全や耐性強化の取り組み向上に向けた統合政策を発表。政策策定の背景と、具体的な取り組みの概要を解説する。

地球温暖化対策の歴史的合意「パリ協定」

昨年末に開催された国連気候変動パリ会議(COP21)で、2020年以降の地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」が採択された。各国の利害が絡み合い難航したものの、196もの国と地域が参加する新たな枠組みに合意できた背景には、気候変動対策で先進的な取り組みを続けてきたEUのけん引力があった。

パリで合意予定の気候変動の新枠組みとは?

2020年以降の地球温暖化対策の新しい枠組みを決める国連の会議(COP21)が11月30日からパリで始まる。危険な気候変動を止める最後のチャンスとも評される会議を前に、国際交渉の先導的な役割を果たしてきたEUが、会議のポイントと課題、さらに日本の役割などについて解説する。

再生可能エネルギーで世界を牽引するEU

欧州連合(EU)は、2020年までに域内の最終エネルギー消費の最低20%を再生可能エネルギーで供給する目標を設定。加盟各国は政策の実施や他国との技術開発協力に懸命だ。
PART 1 着々と進むEUの再生可能エネルギーシフトとその背景
PART 2 目標達成のカギを握る加盟国の現状と取り組み

都市問題の新しい解決策「スマートシティ」

最新の省エネ技術や情報通信技術、インフラを活用し、都市問題の解決を図ろうとするのが、スマートシティ、スマートコミュニティ構想である。持続可能な社会づくりを目指すEUの取り組みには、10のプロジェクトがあり、EU域内の約50都市が参加している。

EUが目指すエネルギー同盟とは?

石油と天然ガスの約5割を域外からの輸入に頼っているEU。輸入依存度や供給不安が高まる中、EUは「確実で安定した供給の確保」、「手ごろな価格を保証する市場の創出」などを目的に「エネルギー同盟」を構築することとした。その目的や背景、取り組みを解説する。

パリ気候変動会議に向けた日欧政策セミナー開催 ―1月28日

1月28日、日欧産業協力センターと駐日EU代表部は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第20回締約国会議(COP20、リマ)の成果に対する評価と本年12月のCOP21(パリ)への期待および包括的な気候変動政策などについて、日欧双方からの報告や見通しを聞くセミナーを開催した。