Behind the news ニュースの背景

世界の生物多様性保護の取り組みをリードするEU

2020年5月に野心的な「2030年生物多様性戦略」を策定したEUは、国際的議論やパートナーとの協力を通じて生物多様性損失の阻止に取り組む。

EUと日本、グリーンアライアンスで気候・環境問題への取り組みを加速化

日本とEUは2021年5月、お互いの気候中立目標の達成ならびに気候変動や生物多様性といった世界の環境課題への対応で連携を深めるため、「日・EUグリーンアライアンス」を立ち上げることに合意した。同アライアンスの下、両者は第三国での協力も進めていく。

EUの新型コロナ禍からの復興を支える大規模な財政支出計画

新型コロナの感染拡大で世界経済が大きな打撃を受ける中、EUは経済の立て直しを図るため、「復興基金」の創設を決めた。次期多年次財政枠組みと合わせた総額1兆8,243億ユーロに上る大規模予算を投じ、「グリーン」や「デジタル化」の推進を通して革新的な経済再建を目指す。

新型コロナ危機下でEU経済を守る新支援策「SURE」

新型コロナウイルス感染拡大により、収入や所得に打撃を受けた労働者や自営業者を支援するために欧州委員会が提案した、「緊急時の失業リスク緩和のための一時的支援策(SURE)」が、2020年5月19日にEU理事会で採択された。これはEUから加盟国への総額上限1,000億ユーロの融資という形で行われ、6月1日から運用開始となった。

英国脱退後のEUの制度的変更

2020年1月31日に英国が脱退し、EUは創設以来、加盟国離脱という初めての経験をすることとなった。同国の脱退により、何がどのように変わったのか。2020年12月31日までとされる移行期間中の措置を含め、EUの制度的な変更を中心に解説する。

脱炭素と経済成長の両立を図る「欧州グリーンディール」

地球規模で環境問題が深刻化する中、欧州委員会は2050年までにEU域内の温室効果ガス排出をゼロにする「欧州グリーンディール」を最優先政策に掲げ、今後10年のうちに官民で少なくとも1兆ユーロ規模の投資を行う計画を発表した。

ベルリンの壁崩壊30周年と欧州統合

1961年に建設され、ドイツ・ベルリン市内の東西の通行を物理的に不可能にし、冷戦によるドイツおよびヨーロッパの分断の象徴として、長らく立ちはだかった「ベルリンの壁」。ベルリンの壁崩壊から30年がたった今、ドイツ再統一が欧州統合に与えた影響について振り返ってみたい。執筆は、川嶋周一明治大学政治経済学部教授。

EUの新しい2019年~2024年の戦略的課題

2019年6月20日にブリュッセルで開かれた欧州理事会では、2019年~2024年の5年にわたりEUの指針となる新しい「戦略的課題」が合意された。今後、欧州理事会が優先的に取り組むとともに、EU諸機関が行う業務の方向性を示す、本課題の趣旨を概説する。

ジェンダーと政治的立場のバランスが取れた次期EU首脳人事

2019年は、欧州議会と欧州委員会の構成員が入れ替わり、主要機関の首脳が新しくなるEUにとって大きな節目の年だ。EU史上初めて、欧州委員会委員長に女性が選出されるなど、進みつつある首脳人事の現状と次期首脳・首脳候補の横顔を伝える。

着実に進むEUと日本の関係強化 ~第26回日・EU定期首脳協議~

本年に入って発効したEPAと暫定適用が開始したSPAにより、日・EU間の協力関係はますます深まっている。26回目の開催となる4月下旬に開かれた日・EU定期首脳協議では、これら2協定の実施状況を評価するとともに、約2カ月後に控えたG20大阪サミットを視野に入れた話し合いが行われ、今後のさらなる二者間の連携を示す共同声明を発表した。