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英国の「合意なき離脱」へのEUの対応は?

10月31日の英国のEU脱退期限が迫る中、脱退協定は未だ英国議会に批准されていない。脱退協定はなぜ必要なのか、また依然として可能性が残る「合意なき離脱」に対しEUはどのような準備をしているのか、などを解説する。

日・EU関係の実りの秋への期待

今年、初めて東京で夏を過ごしましたが、耐え難いほどに蒸し暑かったのは2週間程度で、正直少しほっとしているところです。しかしながら、日本各地で多くの方々が豪雨や酷暑などの異常気象に苦労されたことに思いを馳せると、来る秋は一息つける季節であってほしいと願うばかりです。

親EU派が多数を占めた2019年欧州議会選挙の結果

2019年5月23日から26日にかけ、5年に一度の欧州議会選挙がEU加盟各国で行われた。過去20年で最高の投票率を記録した本選挙の結果は、EU懐疑派が大躍進するとの事前の懸念を覆し、親EU派が議席の3分の2を占める形となった。フロア駐日EU大使の分析も交えながら、今回の選挙結果を振り返る。

英国、5月23日に欧州議会選挙を実施

2019 年4月10日に開催の特別欧州理事会(EU首脳会議)で、英国を除く27のEU加盟国の首脳たちは同国のEUからの脱退期限を10月31日まで延期することに合意し、英国も同意した。

2019年欧州議会選挙について教えてください

EUにとって2019年は、5月下旬の欧州議会選挙に始まり、秋のEUの首脳人事および新欧州委員会の発足を控え、大きな節目の年となっている。中でも欧州議会選挙の結果は、EUの将来のみならず世界の他の地域の政治にも影響を与えるだろう。注目を集める欧州議会選挙の仕組みや課題、英国脱退(離脱)との関係などを説明する。

EU・英国間の脱退協定案について教えてください

EUと英国の間で行われた約17カ月にわたる交渉を経て、2018年11月14日に合意した「脱退協定」案。これが発効し、英国の秩序あるEU脱退を可能にするには、日・EUそれぞれの法制にのっとった批准手続きの完了を必要とするが、英国議会下院は2019年1月15日、この脱退協定案を否決した。本稿ではあらためて、交渉の過程を振り返り、協定案の主な内容を紹介する。

EUと英国の交渉官、脱退協定案に合意 ―11月14日

欧州委員会と英国の交渉官は2018年11月14日、欧州連合(EU)条約第50条(脱退条項)に基づく脱退協定の内容について合意した。

将来のEU・英国関係の枠組みに関する指針を採択

本年3月23日、英国を除くEU27加盟国の首脳が欧州理事会を開催し、英国がEUを脱退した後の「EU・英国関係の枠組み」に関する交渉指針を採択。また、移行期間の取り決めを含む脱退協定についても、進展があったことを確認した。これらは、市民や企業にとっても将来を見通せるという点で、重要なステップとなった。

英国の脱退まで残すところ約1年、日本の懸念と要望に応えたい

平昌冬季オリンピックの開催中には、トップアスリートの勇姿を追って、テレビ画面に釘付けになっていた人も多いのではないかと思います。この雪と氷の祭典において、日本の選手たちが過去最多の13個のメダルを勝ち取ったことに、私からもお祝い申し上げます。この結果は、東京が、2020年にオリンピック・パラリンピック大会を開催する準備を進める中、期待を大いに膨らませるものです。

第二段階へと準備が整う、英国のEU脱退交渉

昨年12月に英国を除くEUは、同国脱退を巡る交渉の第一段階で「十分な進展があった」と結論付け、次段階へ進むための指針を採択。また本年1月末には、脱退に向けた「移行期間に関する交渉指令」を採択するなどの進展が見られた。これらの動きの中で、EU諸機関が進めてきたそれぞれの取り決めについて解説する。