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先人たちの平和共存の願いを込めて欧州の地に日本庭園を

異なる文化の間で生き、平和共存のために身を捧げた人々の足跡を今に伝えるために、欧州5カ国で7つの石庭を仲間と共に造った日本人女性がいる。1・2月号の「注目の話題」で紹介した、EUが掲げる理念の礎である「パン・ヨーロッパ」の在り方に共鳴し、シュミット村木眞寿美さんが日本の美意識を反映させて表現したかった世界とは――。村木さんの石庭づくりに託す思いを語ってもらった。

EUが掲げる理念の礎となったパン・ヨーロッパ思想と運動

70年以上もの平和を守り、共通の制度と理念の下で統合された“一つの欧州”、すなわち現在のEU。その理念の土台となった「パン・ヨーロッパ」運動の提唱者であり、日本人を母に持つリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーは、いかにして自身の思想を深め、運動を展開していったのか。クーデンホーフ=カレルギー家の評伝などを著したノンフィクション作家、シュミット村木眞寿美さんに話を伺った。続く3・4月号では、パン・ヨーロッパや日欧文化の懸け橋となった先人たちの功績を記念した、村木さんの石庭づくりを紹介する。

スペインから欧州各地へ広がる米粉ブーム

「米粉(こめこ)」と聞いて、多くの日本人がまず思い浮かべるのは、せんべいや和菓子の材料だろう。しかし昨今、製粉技術が著しく進歩したことで、米粉がパンやパスタ、洋菓子など、今までとは違う用途で用いられるようになった。スペインで人気を集め、欧州での普及も視野に入れた日本発の“Komeko”の画期的な事例を紹介する。

着物に秘められた物語と美を愛するフランス人着物店オーナー

「着物を着る機会がない」「特別な日にしか着ない」という日本人が増える中、アンティーク着物ならではの「本物」に魅せられ、東京・柴又で着物店を構えたフランス人の店主、クレ斗真さん。日本の家庭で代々受け継がれてきた古風な着物を愛してやまないクレさんが、着物店を開くまでの苦労話や将来の夢を語ってくれた。

母国でこだわりの納豆を広めるフランス人

近年の健康ブームで、健康食品やダイエット食品として欧州に広まっている納豆。フランス南部のドラギニャンで、本場日本の味を超えるほどおいしいと評判の納豆を作っているローラン・ヴィラットさんに、人気の秘訣やフランスならではの食べ方を聞いた。

ボーダー打ち破る次代のユーロ・ポップスター

欧州には「ポップス」という音楽形態を共有しながらも、各加盟国が個性溢れるサウンドやスタイルを競い合っている独特な音楽シーンがある。その中で頭角を表したアーティストに与えられるのが、EUの「ヨーロピアン・ボーダーブレーカーズ賞」。欧州ポップスの魅力と2017年の受賞者を紹介する。

言葉と文化を越え新たな表現を生む人形劇団

江戸時代からの伝統を継承しつつ、現代作品や翻訳作品にも積極的に取り組んでいる江戸糸あやつり人形の結城座。1971年のフランス公演以来、他国との共同制作や海外公演も積極的に行い、世界の人々を魅了し続けている。常に新たな表現を追求し、挑戦を続ける結城座の活動を紹介する。

文化を国際関係の中核に据えるEUの新戦略

EUは6月、文化を国際関係の中核に据える新戦略を発表した。パートナー国との文化協力を奨励し、平和、法の支配、表現の自由相互理解…
PART 1 EU文化戦略とその背景
PART 2 EU文化戦略の概要
PART 3 欧州委員会教育・文化総局総局長インタビュー

ますます充実の「EUフィルムデーズ2016」

映画を通して欧州を再発見できる格好の機会、「EUフィルムデーズ2016」が6月18日から東京で、6月25日から京都で開催される。今回は、EU加盟国のうち、日本に大使館を置く26カ国全てが参加。きっと好みの映画が見つかる多彩なラインアップから、一部を紹介する。

欧州文化首都2016

毎年、欧州のいずれかの都市で開催される文化事業「欧州文化首都」。31年目を迎える2016年は、南欧の国スペインのサン・セバスティアンと東欧のポーランドのヴロツワフがその大役を担う。それぞれの都市の魅力とともに、1年間にわたって両都市で繰り広げられるイベントの一部を紹介する。