トゥスク新欧州理事会議長就任 ―12月1日

トゥスク新議長(左)とヴァンロンプイ初代議長 (2014年12月1日、ブリュッセル) © European Union

ドナルド・トゥスク前ポーランド首相は12月1日、ヘルマン・ヴァンロンプイの後任として欧州理事会(EU首脳会議)の常任議長に就任した。トゥスク新議長は、2014年8月30日に欧州連合(EU)加盟28カ国の首脳により選任され、今後2年半の任期を務める。ヴァンロンプイ前議長は、2009年12月1日より2014年11月30日まで、初代の常任議長として任務に当たった。

トゥスク新議長は、この困難な時代において欧州のために何を成し遂げたいか、以下の通りに述べた。

 

• EUの基本価値である自由と結束を守り、EUの一体性を内外の脅威から守る
• 経済危機を終息焉させ、真の経済通貨同盟を完成させる
• 同じ民主的価値を共有する近隣諸国を支援する強力なEUのを構築する
• 大西洋を挟はさむ欧州と米国間の関係が、民主主義国家の共同体の屋台骨であることを強調する