欧州渡航情報認証制度(ETIAS)創設規則を採択

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2018年9月5日、欧州連合(EU)理事会は「欧州渡航情報認証制度(European Travel Information and Authorisation System=ETIAS)を創設する規則を採択した。ETIASとは、シェンゲン圏に短期滞在しようとする日本人を含むビザを免除された域外国の渡航者が、インターネットで事前に入国審査の申請を行い、認証を得るもので、域内の治安を向上し、非正規移民を防ぎ、市民の健康を守り、危険人物を事前に特定することで入国審査での遅延を減らすことに寄与する。なお、申請には1件につき7ユーロの所定費用がかかる。同様のシステムはすでに米国、カナダ、オーストラリアなどで導入されている。

ETIAS稼動後は、航空会社や船会社は、ETIAS対象の旅客が搭乗・乗船する前に、有効な渡航認証を保持しているかどうかをチェックしなければならない。ただし、渡航認証は、入域や滞在を自動的に保証するものではない。入域や滞在に関する最終決定を行うのは、国境管理官である。渡航認証の有効期間は申請から3年間、もしくは認証申請時に保持していた旅券の有効期間のどちらか短い方となる。

今後、当該規則はEU理事会と欧州議会の署名を経て、EU官報への掲載後20日で発効する。その後システムの構築を行い、2021年の稼動を目指す。

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