北朝鮮問題で日本などと緊密に連携するEU

2017/09/07

この記事をプリントする

皆さまが、夏休みを取り、エネルギーを充電し、気持ちもリフレッシュした状態で秋を迎えられていることを願っております。

悲しいことに、欧州ではまたテロ事件が発生し、今回はスペインのバルセロナが標的となりました。欧州連合(EU)は、間髪を入れず弔意を表するとともに、スペイン政府が必要とするいかなる支援をも提供する意向を示しました。

日本の近隣では、北朝鮮の核とミサイルの開発計画に携わっている関係者が、夏休み返上で働き続けたに違いないであろうことが、9月3日に6回目となる、これまでで最大規模の核実験をついに実施したことから、分かります。この直近の核実験は、同国が国際法の下で負う義務に違反するものであり、国連安全保障理事会と国際的な不拡散・軍縮の枠組みからの再三の要求に背くものです。北朝鮮が取っている道筋は、危険であり、無責任かつ違法であります。

これについても、EUはそのような挑発に迅速に反応しました。われわれのメッセージは「北朝鮮は核と大量破壊兵器と弾頭ミサイル計画を、完全かつ検証可能で不可逆的な形で放棄し、関連する活動の全てを即時中止すべきである」という明確なものです。

ドナルド・トゥスク欧州理事会常任議長が述べているように、国連安保理がさらなる制裁を採択し、朝鮮半島の平和的非核化を実現すべく、より強い姿勢を示すことをEUは希望しています。これと同じことが、EUもその一員であるG7の首脳陣が発した共同声明において、表明されました。EUは、これまでどおり、国連安保理の決定に呼応する行動を続けます。

われわれ欧州人は、日本を含むこの地域のパートナー諸国、国連、地域機構と協力し、安全と平和が勝る世界を実現するために、自らの役割を果たし続けます。全てのパートナー諸国は、われわれEUの取る立場を知っており、EUは頼りにできる存在であると考えていると確信しています。

ヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ
Viorel ISTICIOAIA-BUDURA
駐日欧州連合特命全権大使

過去のMESSAGEを見る

2017/09/07

この記事をプリントする