Issues in brief 政策解説

循環型経済に向けたEU初のプラスチック戦略

循環型経済への移行を進めるEU。その行政執行機関である欧州委員会は、2030年までにEU域内で使用される全てのプラスチック製の容器や包装材をリユースまたはリサイクル可能なものにし、使い捨てプラスチック製品を削減するなどの目標を盛り込んだ政策文書「プラスチック戦略」を採択した。

急激に変化しつつある世界に対応する「欧州社会権の柱」

EU市民が域内のどこにいても人間らしく生きる権利を守るための「欧州社会権の柱」が、昨年11月に採択された。「柱」が生まれる背景やその内容、またEUの社会政策を巡る半世紀の歴史を解説する。執筆は、田中俊郎慶應義塾大学名誉教授/ジャン・モネ・チェア・アド・ペルソナム。

欧州企業の日本進出を支援する「EU Green Gateway to Japan」

環境を重視した革新的な技術と実績を誇る欧州の先進的な中小企業が日本でビジネスチャンスを広げるために、EUが支援を行う「EU Green Gateway to Japan」プログラム。グリーンエネルギーや鉄道技術など、5つのセクターごとに、選りすぐりの企業からなる訪日団が続々とやってくる。

英国のEU脱退をめぐって交渉がスタート

昨年6月に英国で行われた国民投票により、英国のEU脱退が決定して1年余り。本年6月に脱退に関する交渉の第1回会合が開かれて以来、EUと英国の間で討議が進んでいる。本稿では、これまでの会談や交渉の過程を振り返る。

域内格差是正と成長のためのEU結束政策

各種プロジェクトへの投資を通じて、欧州連合(EU)域内の経済・社会・地域的格差の是正と総体的な成長を目指す結束政策。現行の予算枠組みでは、EU総予算の3分の1にあたる3,518億ユーロが充てられている。EU発展の中核ともいえる結束政策の仕組みと背景、今後を解説する。

気候変動への取り組みで一層の協調を確認

気候変動に関するハイレベル対話を実施している日本とEU。3月の会合に出席した欧州委員会気候行動総局のジェイク・ワークスマン主席アドバイザーに、昨年発効した地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」をめぐるEUの取り組みや日本への期待、両者の相互協力などについて寄稿してもらった。

男女共同参画社会を共に目指す

駐日欧州連合(EU)代表部は2016年12月、「女性の経済的エンパワーメント に関するハイレベル会合」を開催した。男女平等問題に関してEUが日本で開催する初のハイレベル会合で、日・欧の講演者・パネリストらが、労働市場への女性の参画、意思決定の場の平等など幅広いテーマで意見交換を行った。

科学技術イノベーション分野の人材育成に向け

科学技術イノベーション分野で緊密な連携が続く日本とEU。駐日EU代表部と政策研究大学院大学(GRIPS)は10月、次世代の人材育成を議題に「第7回EU・日本科学政策フォーラム」を開催した。人材育成とともに最新の政策や課題、新たな展開についての報告・討議も行われたフォーラムの模様を紹介する。

初の共同宣言で協力強化を図るEUとNATO

欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)は、テロ、サイバーセキュリティー、難民・移民問題などの前例のない新たな問題に、効率的に対処することを目指し、初の共同宣言に署名した。これまでも協力して安全保障上の課題に取り組んできた両者。その歩みと、今回の共同宣言の意義、内容を解説する。

創設20周年を迎えたアジア欧州会合(ASEM)

アジア・欧州両地域の協力関係強化を目的に設立された「アジア欧州会合(ASEM)」。参加国・機関の首脳が直接対話する第11回ASEM首脳会合が7月15日、16日の2日間、モンゴルの首都ウランバートルで開催される。創設20周年を迎えるASEMの特徴や取り組み、首脳会合で予定されている議題などを紹介する。

欧州研究会議 ~最先端研究支援で未来に貢献~

欧州連合(EU)の研究・イノベーション推進政策の下、世界中の優れた研究者の最先端研究に資金助成しているのが「欧州研究会議(ERC)」。受給者からは5人のノーベル賞受賞者が出たほか、多くの日本人研究者も恩恵に浴している。世界最高峰の研究を支援するERCの活動や仕組みを紹介する。

世界に開かれた高等教育を展開するEU

高等教育の現代化を進めているEU。2014年には教育助成プログラム「エラスムス・プラス」をスタートさせるなど、国際協力と留学の促進にも力を入れている。G7教育大臣会合の準備で来日した欧州委員会の教育政策責任者に、EUの取り組み、日欧協力やG7への期待などを聞いた。