Feature 特集

日・EU関係の深化に意欲を燃やす女性初の駐日EU大使

2018年9月に来日し、11月22日の信任状捧呈式で正式に就任したパトリシア・フロア新駐日EU大使。長らく国連やドイツ外務省で活躍し、EUの中央アジア特別代表を務めるなど、数々の要職を歴任してきた。EPA・SPAの早期発効に向けて加速するEUと日本の連携や、日本を含むアジアとの連結性、EUの現状について、また前職の経験や女性ならではの視点から話を聞いた。

統計データが示す2000年以降の欧州経済

世界を揺るがしたリーマン・ショックから10年。EUは、2000年代に入ってから現在に至るまでのEUの経済状況を分かりやすく解説する、統計報告書『2000年以降の欧州経済』を発表した。国内総生産(GDP)や貿易収支、財政収支といった主要指標を解説しながら、安定傾向にある欧州経済を概観する。

50周年を迎えたEUの関税同盟

モノ・ヒト・サービス・資本の移動が自由になった今日のEU単一市場。その礎である「関税同盟」の完成から、今年でちょうど50年が経った。英国のEU脱退を巡る動きやEU加盟候補国トルコとの関係を含め、半世紀にわたる関税同盟の軌跡を振り返る。執筆は、田中俊郎慶應義塾大学名誉教授/ジャン・モネ・チェア・アド・ペルソナム。

国連と協調して世界で人権を擁護・推進するEU ~世界人権宣言70周年に際して~

今年は、1948年の第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されてから70周年となる節目の年。EUはこの数十年の間、国連との協力関係を深めながら、内外で積極的に人権政策を推し進め、この分野で国際社会をリードしてきた。本稿では、EUが人権推進・擁護に関わってきた長い軌跡を振り返る。

多様で豊かな文化を継承し活用するために ~欧州文化遺産年2018~

本年は「欧州文化遺産年」。欧州にある文化遺産の経済的・社会的価値を再認識し、その多様性と豊かさをたたえることを目的に始まった。欧州各地の歴史的建造物や遺跡をはじめ、文学や芸術、食文化、伝統芸能、工芸技術、自然景観、デジタル遺産などあらゆる形の文化遺産を対象に、さまざまな催事が行われる。

安全保障・防衛やEMUなどで改革を進めたEU首脳 ~欧州理事会の結論~

昨年12月に開催された、2017年を締めくくる欧州理事会(EU首脳会議)では、常設軍事協力枠組みの創設やEMUのさらなる深化、また英国のEU脱退に向けた交渉の次段階への進展などで合意が見られ、分断化が進む国際情勢の中で、団結して改革と前進を続けるEU首脳の強い政治的意志がうかがわれた。

欧州委員会委員長の2017年「一般教書演説」と優先課題の進捗状況

欧州委員会のユンカー委員長は、本年9月13日に欧州議会で「一般教書演説」を行い、「EUの経済は復調しており、英国の離脱決定を巡って27カ国の団結は強まっている」と述べた。また、今後の重点的な取り組みを提示し、2014年の就任時に掲げた「10の優先課題」の進捗状況も発表した。

駐日EU大使に聞く「欧州の将来」と「日・EU関係」

英国のEU離脱決定を受け、脱退交渉や欧州の将来像に関する議論が進行中のEUの動き、また、本年7月に政治合意に至った日・EUの経済連携協定と戦略的パートナーシップ協定の意義と見通しを中心にイスティチョアイア=ブドゥラ駐日EU大使に話を聞いた。

国際社会で果たす役割を強化するEUと中国

EU・中国関係の現状を解説するとともに、6月に開催されたEU・中国定期首脳会議の概要を紹介する。

欧州経済予測とヨーロピアン・セメスター

欧州委員会が5月に公表した春季経済予測の紹介とともに、経済・財政政策でEUと加盟国の協調に欠かせない「ヨーロピアン・セメスター」について解説する。

EUが目指す循環型経済 ~その背景と取り組み~

資源を有効活用し、さらに再生産して持続可能な形で循環させ経済成長を目指す「循環型経済」。欧州連合(EU)は、2015年12月に「循環型経済パッケージ」を発表し、大規模な取り組みを開始した。EUの成長戦略の核となる新たな経済モデル導入の背景、目的、現状、日本との協力関係などを紹介する。

欧州の将来を見据えた白書とローマ宣言

3月25日、欧州連合(EU)27カ国の首脳らがローマに集い、EUの将来に関する議論の道標となる「ローマ宣言」を採択。新しい欧州に向けて動き出した。PART 1では、ローマ宣言の紹介とともに…
PART 1 ローマ宣言と白書が浮き彫りにするEUの現状と将来像
PART 2 白書が提示する欧州の将来の5つのシナリオ