Behind the news ニュースの背景

EU・トルコの難民対策合意―その背景と進捗状況

欧州連合(EU)は本年3月、域内へ流入する大量の難民・移民の抑制でカギを握るトルコとの間で、非正規移民への対応策を柱とする「EU・トルコ声明」に合意した。2005年11月にに始動した「EU・トルコ共同行動計画」から声明合意に至る経緯と背景、さらに声明実施の進捗状況について報告する。

日欧産業界がFTA/EPAの早期締結を提言

日欧の産業界から政府へ政策提言を行うための議論の場「日・EUビジネスラウンドテーブル」の年次会合が4月、東京で開かれた。同会合での活発な意見交換の模様ととともに、日本の関係省庁などを精力的に訪問し産業協力推進を訴えた欧州委員会のエルジビエタ・ビェンコフスカ委員の動きも紹介する。

次世代移動通信(5G)で日・EUがシンポジウム

スマートフォンの普及やモノのインターネット(IoT)が注目を集める中、高速・大容量通信を可能にする次世代移動通信システム(5G)の開発が本格化している。日本とEUも5G分野の研究者、技術者によるシンポジウムを開催。5G開発の現状や課題、今後の日欧協力などについて話し合った。

地球温暖化対策の歴史的合意「パリ協定」

昨年末に開催された国連気候変動パリ会議(COP21)で、2020年以降の地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」が採択された。各国の利害が絡み合い難航したものの、196もの国と地域が参加する新たな枠組みに合意できた背景には、気候変動対策で先進的な取り組みを続けてきたEUのけん引力があった。

欧州難民危機~急増するシリア難民への対応~

欧州に流入する難民の数が急増している。アラブ・アフリカ諸国での紛争や迫害を逃れ、平和で安定した場所を求めて国外に脱出した人々だ。欧州連合(EU)では人権擁護の基本理念のもと、移民・難民問題への対応を迅速化するため、加盟国間だけでなく対外的にも各国との協力関係を強化している。

静かに進展する日欧安全保障・防衛協力

イラクの人道・復興支援活動、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動など、ここ10年ほどの間に目覚ましい進展を続けている日欧の安保・防衛協力。しかし、実態はなかなか知られていない。静かに進む日欧間の協力の実情、今後の協力の可能性などについて防衛研究所の鶴岡路人主任研究官が解説する。

開発資金と政策の統合がポスト2015の要

2015年に達成期限を迎える国連の「ミレニアム開発目標(MDGs)」。国際社会で後継の「ポスト2015開発アジェンダ」の策定が進む中、EUは、次期開発目標の資金を最も効果的に活用するには、的確な政策と組み合わせることが重要とする、野心的な報告書を発表した。

パリでのテロ事件発生後、EUのテロ対策は今

欧州の2015年は『シャルリ―・エブド』紙襲撃事件の衝撃で始まった。その後もシリアでの邦人人質事件やコペンハーゲンでの銃撃事件が続き、国境を越えたテロ対策の重要性はさらに高まっている。1月の事件後の欧州の反応とEUのテロ対策の動きを解説する。

気候変動枠組み ―パリ会議での合意を目指して

2020年以降の気候変動に関する国際枠組みの合意を目指し、各国の動きが活発化している。枠組みを決める2015年末のCOP21に向け、EUはいち早く野心的な削減目標を発表した。合意に向け一定の成果を挙げたとされる昨年末のCOP20の模様とともに、EUの取り組みを紹介する。

エボラ出血熱の感染拡大に対するEUの取り組み

西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱。EUは 感染拡大を阻止するため、国際社会と協力しながら、人的・物的支援に加え、総額11億ユーロに上る資金援助などを通して感染国・地域に対し迅速、かつ大規模な支援を展開している。

リトアニアが2015年からユーロを導入

バルト三国の一つ、リトアニアが2015年1月から欧州単一通貨「ユーロ」を導入、ユーロ圏は19カ国体制となる。一度は挫折したユーロ導入を経済復興で勝ち取ったリトアニア。導入を目前にした動きと、最近のユーロ事情を紹介する。

EUが初めて開催したG7サミット

2014年6月4日~5日、欧州連合(EU)が初めてホストを務めるG7サミットがブリュッセルで開かれた。議長国ロシアの不在という異例の開催であったが、EUが存在感を示し、ウクライナ問題や対ロ政策をはじめ多くの課題につき協議が行われた。